78式戦車回収車の設計を進めるうちにいくつか不明な点が出てきたため、再度実車取材
の必要に迫られました。幸い地元・名古屋の守山駐屯地で記念行事が行われるため取材
に突撃です。守山駐屯地の記念行事に参加する78式戦車回収車の最大の美点はドーザー
が外されていること。つまり普段ドーザーに隠れてしまっているディティールをカメラ
に納めることが可能となるわけです。取材当日は好天に恵まれ、写真撮影は順調に完了。
さらに搭乗員の方に牽引バーの使い方なども教えていただき、取材の成果は大な一日で
した。
今回の取材でもう一つ確認しておきたかったのが車体後面の詳細。実は防衛庁ＨＰの資料を検討
してみたところ74式戦車と比較して78式戦車回収車は車体が長いのです。それも車体後方がかな
り延長されているようなのです。取材当日、実車を確認したところ車体後部延長されており、74式戦
車とは似て非なる形状をしていました。ということは74式戦車の車体下部をマンマ流用しようという
当初の目論見が外れてきてしまいます。車体下部（シャシ部）も新造するか、74式戦車のキットの部
品に大がかりな改造を施して原型とする必要が生じてきてしまいました。（あー頭が痛い！）
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