■パーツ集合

2006年3月上旬
原型がほぼ完成し、いよいよレジンによる量産です。74式自走榴弾砲では国内の注型業者さん
に量産をお願いしました。自社製のレジンキットもリリースしている注型業者さんなので、
模型の注型のポイントを良く理解されており助かりました。試験抜きのパーツを見たと
きには即ＯＫを出したぐらい丁寧な注型でした。サスペンション類はホワイトメタルに
て注型。レジンの車体・砲塔（ムクのためとても重い）の重量を支えるには強度が必要
となるためです。エッチングパーツもＣＡＤでデザインしたデータをメールでやり取り
しながら製品に仕上げていきました。業者さんとのやり取りはメールのみ、電話でやり
取りすることもありませんでしたインターネットが普及する以前では考えれられなかっ
た物作りの方法です。

　　 　 　 　　　　 　 　　　　　

デカールはピットロード社の鈴木社長にお願いして、同社の自衛隊車両用のデカールを分
けていただきました。このデカールはいろいろな兵科に対応しており利用できる範囲が広
い優れものだと思います。ラックやライトガードに使用する真鍮線もできるだけ安く仕入
れようとインターネットで購入先を探しました。でもこういう素材類はたくさん買う＝安
くなるという式がありまして、結局２Ｋｇ（本数で買うのではない！）本数にして長さ150ｍｍの真
鍮線4200本を発注してしまいました。余った分は、まあ腐るものではないので・・・。
車体に付くスコップやハンマーなどのＯＶＭ、12.7ｍｍ機銃はタミヤ製の７４式戦車から流用する
ようにしました。７４式戦車のＯＶＭ、12.7ｍｍ機銃は金型の彫刻のキレもよく、このレベルのパ
ーツを自作するのは正直困難と判断しました。キットを購入された方は別途タミヤ製７４式戦車を
購入下さい。

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